「TikTokって若い人のSNSでしょ?」──そう思っていませんか?
実は今、TikTokのユーザー層は30〜40代にも広がり、農業系の投稿も多くの視聴者を集めるようになっています。
TikTokの最大の特徴は、フォロワーが少ないアカウントでも動画が一気にバズる可能性があること。他のSNSと違い、おすすめ(For You)を経由して一気に数万〜数十万再生されることがあります。
この記事では、農家さんがTikTokを始めて成果を出すための具体的なコツを、実際の農家さんの事例つきで紹介します。
結論:農家のTikTokで押さえる「5つのコツ」
先にお伝えします。TikTokで成果を出すには、5つのコツを押さえればOKです。
- 縦型・9:16で撮る(横向き撮影はNG)
- 最初の3秒で掴む(ビフォーを冒頭に)
- 週3〜5本の高頻度投稿(アルゴリズムが頻度を重視)
- ビフォーアフター・豆知識・ルーティンの3型に乗せる
- 農家の”リアル”こそ最強のコンテンツ(カッコつけない)
泥だらけの長靴、雨に濡れた帽子、真夏の汗──それらがそのまま魅力になるのがTikTokの面白さです。
農家とTikTokの意外な相性

TikTokは短尺動画のSNS。15秒〜1分の動画が中心で、最後まで見てもらえるかどうかが勝負を決めます。
なぜ農家と相性がいいのか
- ビフォーアフターの素材が満載(草ぼうぼうの畑→刈った後の畑など)
- 都会の人にとって農村の景色は新鮮(何気ない作業が数十万再生)
- BGM・音源の力で映像がドラマチックに変わる
- 短時間でインパクトを出せる
- 顔を出さなくてもOK(手元・風景だけで勝負できる)
荒れた畑がきれいになる、泥だらけの野菜が洗われてピカピカになる、稲が風に揺れる──どれも短い動画にすると視聴者の目を引きます。
バズる動画の3つの型

型①:ビフォーアフター系
TikTokで最も反応がいいのがビフォーアフターです。
- 草ぼうぼうの畑 → 草刈り後のきれいな畑
- 泥だらけの大根 → 洗ったあとの真っ白な大根
- 稲刈り前 → 黄金色の収穫後
撮影のコツ:開始3秒で「ビフォー」を見せること。視聴者は最初の3秒で見続けるかどうかを判断します。
型②:知識・豆知識系
「意外と知らない米の保存方法」「この野菜の見分け方」といった、短い豆知識動画もよく伸びます。
ポイント:テロップで内容を伝え、音声がなくても理解できるようにします。
型③:作業風景ルーティン系
「米農家の1日」「稲刈り当日の朝」といった一日密着系の動画も人気です。
特別な企画を考えなくても、自分の日常をダイジェストでつなぐだけで完成します。
撮影と編集のポイント

縦型・9:16で撮る
TikTokは縦型動画が基本。必ずスマホを縦に持って撮影しましょう。横向きで撮った動画を後から縦にすると、画面の両端が黒くなってしまいます。
最初の3秒で掴む
視聴者は最初の3秒で「見る・見ない」を決めます。冒頭にインパクトのある映像を持ってきましょう。
- 最初にビフォーを見せる
- 「これ知ってますか?」と問いかける
- いきなり完成形をチラッと見せる
音源はトレンドを使う
TikTokにはトレンドの音源があり、それを使うだけで表示回数が増えやすくなります。おすすめフィードを見て、よく使われている音源をチェックしておきましょう。
ただし、農作業の音(田植え機の音、稲刈りの音など)そのものが魅力的な場合は、オリジナル音声のまま投稿するのも効果的です。
投稿頻度とタイミング

理想は週3〜5本
TikTokはアルゴリズムが投稿頻度を重視します。週3〜5本を目安に投稿すると、フォロワーが伸びやすくなります。
毎日投稿が難しければ、週末にまとめて3〜4本撮影してストックしておく方法もあります。
投稿時間のゴールデンタイム
- 平日:朝7〜8時、夜19〜22時
- 休日:午前中と夜
ただし、農家の投稿は朝や夕方の田んぼの風景が映える時間帯に上げるのも効果的。正解はひとつではないので、2〜3パターン試してみましょう。
フォロワーを増やす5つのコツ

| コツ | 内容 |
|---|---|
| 1. プロフィールを明確に | 「〇〇県の米農家」など一言で伝わる |
| 2. シリーズ化する | 「今日の田んぼ日記#1」のように続き物にする |
| 3. コメントに返信する | コメントが多いほどアルゴリズムに評価される |
| 4. ハッシュタグを工夫 | #農家 #田舎暮らし #農業 など2〜5個 |
| 5. 他の農家アカウントと交流 | デュエットやコメントでつながる |
取材した2人の農家さんに聞いた”リアル発信の強さ”

お客様との距離感を大切にしながら発信している農家さんに、“リアルを伝える”コツを聞きました。
🌾 中山農園(北海道浦河町・中山晃寿さん)
4代続く北海道の米農家、中山農園さん。品種は「ななつぼし」「おぼろづき」、オリジナルブレンド「悪魔」を展開しています。
「親しみやすさが一番大事。うちのブレンド”悪魔“だって、名前のインパクトで覚えてもらえる。SNSも同じで、カッコつけず、”北海道の農家のリアル”をそのまま見せた方が、お客様の心に残るんです」
飾らない発信こそ、フォロワーの信頼を生む。TikTokの”自然体”の投稿と完全に相性が合う好例です。
🌾 笠原農園(新潟県南魚沼市・笠原勝彦さん)
59ha・堆肥三反盛りの土作りでこだわりの米を作り続ける笠原農園さん。家族+社員・パート15人体制の組織経営を実現しています。
「田んぼの四季折々の風景は、それだけで最高のコンテンツ。稲穂が風に揺れる瞬間、雪解け水が田んぼに入る朝──農家でなきゃ撮れない瞬間がたくさんあるんです」
農家の日常=コンテンツの宝庫。TikTokはその瞬間を15秒にまとめて届けるのに最適なツールです。
やりがちな失敗と対策

| 失敗パターン | 対策 |
|---|---|
| 動画が長すぎて最後まで見られない | 15〜30秒を目安にカット |
| 音声なし・テロップなしで伝わらない | テロップは必ず入れる |
| 宣伝色が強くて敬遠される | 10本に1本程度にする |
| バズらないとすぐやめる | 最初の30本は実験と割り切る |
| 画質が悪くて見づらい | 明るい自然光で撮る |
| いきなり完成形を見せて飽きられる | ビフォー→アフターの流れで引き込む |
関連テーマ:TikTokで集めた視聴者を”顧客”に変える導線
TikTokでバズっても、それだけでは売上にはつながりません。
- プロフィールからLINE公式への導線
- LINEで継続的な関係構築
- 注文フローの自動化
- ラベル印刷・発送の効率化
バズ(一瞬の注目)をリピーター(長期のお得意様)に変える仕組みが必要です。
コメボウでは、TikTokからLINE公式アカウントへ誘導→継続コミュニケーション→自動発送まで一気通貫で繋げる仕組みを農家さんに提供しています。瞬間の注目を、10年のお得意様に育てる現代版の”お得意様管理システム”です🌾
まとめ:TikTokは「畑のリアル」が最強のコンテンツ

TikTokは農家にとって、フォロワーゼロからでも一気に広がる可能性があるSNSです。
- 縦型・9:16で撮る基本を守る
- 最初の3秒で視聴者を掴む
- ビフォーアフター・豆知識・ルーティンの3型で回す
- 週3〜5本の高頻度投稿が効く
- カッコつけない”リアル”が一番刺さる
取材した中山農園さん、笠原農園さんのように、農家の日常そのものを魅力的に発信できる農家さんが、新しいお客様との出会いを広げています。
まずは今日の作業を15秒だけ撮ってみてください。ビフォーアフターの構図を意識するだけで、一気に「見られる動画」に近づきます。
泥だらけの長靴、雨に濡れた帽子、真夏の汗──それらがそのまま魅力になるのが、TikTokという舞台の面白さです🌾
