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米農家のBASE活用ガイド。ネットショップの作り方

2026 4/27
農家の日常
スマートフォンに表示されたお米のネットショップ画面のイメージ

「自分のお米をネットで売ってみたいけど、どうやって始めればいいか分からない」

そんな農家さんにおすすめしたいのが、無料でネットショップを開設できる「BASE」です。パソコンが苦手な方でも、スマートフォンだけでショップを作れる手軽さが魅力で、実際にBASEを使ってお米を販売している農家さんは年々増えています。

この記事では、BASEでお米のネットショップを開設する手順から、売れるページ作りのコツまでをまとめました。


目次

なぜBASEが農家さんにおすすめなのか

スマートフォンを操作するイメージ

初期費用ゼロで始められる

BASEは、アカウント開設も月額利用料も無料。商品が売れたときにだけ手数料がかかる仕組みです。「まずは試しに始めてみたい」という農家さんにぴったりのサービスです。

スマートフォンだけで運営できる

BASEにはスマホアプリがあり、商品登録から注文管理、お客さんとのやりとりまで、すべてスマートフォンで完結します。田んぼや畑の合間にサッと確認できるのは、農家さんにとって大きなメリットです。

デザインテンプレートが豊富

HTMLやCSSといった専門知識がなくても、テンプレートを選ぶだけでおしゃれなショップが完成します。お米の写真を入れるだけで、それらしいページになるのは心強いところです。


BASEでネットショップを開設する手順

パソコンで登録作業をするイメージ

ステップ1:アカウントを作成する

BASEの公式サイトにアクセスし、メールアドレス・パスワード・ショップURLを入力するだけで登録完了です。ショップURLは後から変えられないので、農園名やブランド名を入れたものにしておくのがおすすめです。

ステップ2:ショップの基本情報を設定する

ショップ名、ショップの説明文、特定商取引法に基づく表記などを入力します。特定商取引法の表記は法律で義務付けられているため、必ず正確に記載しましょう。住所や電話番号を非公開にできる「非公開設定」も用意されています。

ステップ3:商品を登録する

ここが最も大切なステップです。お米の商品ページには、以下の情報をしっかり入れましょう。

  • 商品名:品種名・重量・産地を明記(例:「令和7年産 新潟県産コシヒカリ 5kg」)
  • 商品写真:お米そのものの写真に加え、田んぼや農家さんの写真も入れると信頼感が増します
  • 商品説明:味の特徴、栽培のこだわり、おすすめの食べ方などを丁寧に書く
  • 価格:送料込みか別かを明確にする

ステップ4:配送設定をする

お米は重量があるため、送料設定は慎重に行いましょう。BASEでは地域別送料の設定ができるので、実際の配送コストに合わせて設定することが大切です。「送料込み」にするか「送料別」にするかは、競合の価格帯も参考にして決めましょう。

ステップ5:決済方法を設定する

BASEでは「BASEかんたん決済」が標準で使えます。クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済など、主要な決済方法が最初から揃っているので、お客さんにとっても便利です。


売れるショップにするための3つのコツ

おしゃれなお米のパッケージのイメージ

1. 農家さんの「顔」が見えるページを作る

ネット通販でお米を買うお客さんが最も気にするのは「信頼できるかどうか」です。農家さんの顔写真、田んぼの風景、栽培へのこだわりなど、「誰がどこで作っているか」が伝わるページを作りましょう。

ショップの「About」ページには、農園の歴史やお米づくりへの想いをしっかり書いておくと効果的です。

2. 季節に合わせた発信をする

田植えの時期には田んぼの写真を、稲刈りの時期には収穫の様子をSNSで発信し、BASEのショップに誘導しましょう。お米ができるまでの過程を見せることで、お客さんの「この農家さんから買いたい」という気持ちが育まれます。

BASEにはブログ機能もあるので、栽培日記のような形で更新するのもおすすめです。

3. レビューを大切にする

BASEにはレビュー機能があります。最初のうちは、知り合いや親戚に購入してもらってレビューを書いてもらうのも一つの方法です。良いレビューが増えると、新規のお客さんも安心して購入できるようになります。

商品と一緒にレビューのお願いカードを同梱するのも効果的です。


BASE運営で気をつけたいこと

食品表示ラベルのイメージ

食品表示法への対応

お米を販売する際には、食品表示ラベルの添付が義務付けられています。品名、産地、品種、産年、内容量、販売者の情報を正しく記載したラベルを、必ず商品に貼り付けましょう。

在庫管理を忘れずに

収穫量には限りがあります。在庫切れのまま商品ページを放置すると、お客さんの信頼を損なってしまいます。在庫がなくなったら速やかに「SOLD OUT」に変更し、次の販売時期を案内しましょう。


まとめ

BASEを使えば、初期費用ゼロでお米のネットショップを始められます。大切なのは、農家さん自身の「想い」が伝わるページを作ること。お米の品質はもちろん、栽培の背景やこだわりをしっかり伝えることで、価格だけでは選ばれない「あなたのお米のファン」が生まれます。

まずは1商品からでも大丈夫。小さく始めて、少しずつ育てていきましょう。


実際にネットショップで売れている農家さんの実例

BASEは「始めやすさ」が魅力ですが、実際に売るにはどんな工夫が必要なのか。コメボウJOURNALで取材した農家さんから、ネット販売の成功例を紹介します。

4つのサイトで100人以上のファンを抱える福岡の無農薬農家

福岡県のぶぜんのお米こが農園・古賀博行さんは、食べチョク・ポケマル・ラクマ・Yahoo!フリマの4つのサイトでお米を販売しています。71歳のベテラン農家が、有料広告を一切使わず、口コミだけで100人以上の顧客を獲得している秘訣は、商品に同封する手書きの手紙です。

「台所に貼ってます、家族に見てもらいたいからとか。中には綴じてる方もいてね、捨ててませんよっていうことを」

ネットショップは「商品を並べるだけ」では売れません。古賀さんのようにお客さんとの関係性を育てる工夫が、リピーター獲得の鍵です。詳しくは古賀さんの取材記事をご覧ください。

40ヘクタールを5人で動かす新潟の若手経営者

新潟県南魚沼市のひらくの里ファーム・青木拓也さんは、祖父から譲り受けた2ヘクタールを、10年で40ヘクタールに拡大。JGAP認証を取得し、コンクール金賞も受賞する実力派です。

青木さんの販売は直販7割・業者卸3割・農協出荷ゼロ。BASEのようなネットショップとふるさと納税を組み合わせて、年間で売り切れるレベルまで顧客を開拓しています。その戦略はこちらの記事に。


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この記事を書いた人

コメボウJOURNAL編集部のアバター コメボウJOURNAL編集部

全国のお米農家を一人ひとり取材し、
その想いを届けるWebメディア「コメボウ JOURNAL」の編集部です。
農家さんの物語を、あなたの食卓へ届けます。

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