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米農家のBASE活用ガイド。ネットショップの作り方

2026 6/22
米農家向け 販路・直販EC
スマートフォンに表示されたお米のネットショップ画面のイメージ

「自分のお米をネットで売ってみたいけど、どうやって始めればいいか分からない」

そんな農家さんにおすすめしたいのが、無料でネットショップを開設できる「BASE」です。パソコンが苦手な方でも、スマートフォンだけでショップを作れる手軽さが魅力で、実際にBASEを使ってお米を販売している農家さんは年々増えています。

この記事では、BASEでお米のネットショップを開設する手順から、売れるページ作りのコツまでをまとめました。


目次

なぜBASEが農家さんにおすすめなのか

スマートフォンを操作するイメージ

初期費用ゼロで始められる

BASEは、アカウント開設も月額利用料も無料。商品が売れたときにだけ手数料がかかる仕組みです。「まずは試しに始めてみたい」という農家さんにぴったりのサービスです。

スマートフォンだけで運営できる

BASEにはスマホアプリがあり、商品登録から注文管理、お客さんとのやりとりまで、すべてスマートフォンで完結します。田んぼや畑の合間にサッと確認できるのは、農家さんにとって大きなメリットです。

デザインテンプレートが豊富

HTMLやCSSといった専門知識がなくても、テンプレートを選ぶだけでおしゃれなショップが完成します。お米の写真を入れるだけで、それらしいページになるのは心強いところです。


BASEでネットショップを開設する手順

パソコンで登録作業をするイメージ

ステップ1:アカウントを作成する

BASEの公式サイトにアクセスし、メールアドレス・パスワード・ショップURLを入力するだけで登録完了です。ショップURLは後から変えられないので、農園名やブランド名を入れたものにしておくのがおすすめです。

ステップ2:ショップの基本情報を設定する

ショップ名、ショップの説明文、特定商取引法に基づく表記などを入力します。特定商取引法の表記は法律で義務付けられているため、必ず正確に記載しましょう。住所や電話番号を非公開にできる「非公開設定」も用意されています。

ステップ3:商品を登録する

ここが最も大切なステップです。お米の商品ページには、以下の情報をしっかり入れましょう。

  • 商品名:品種名・重量・産地を明記(例:「令和7年産 新潟県産コシヒカリ 5kg」)
  • 商品写真:お米そのものの写真に加え、田んぼや農家さんの写真も入れると信頼感が増します
  • 商品説明:味の特徴、栽培のこだわり、おすすめの食べ方などを丁寧に書く
  • 価格:送料込みか別かを明確にする

ステップ4:配送設定をする

お米は重量があるため、送料設定は慎重に行いましょう。BASEでは地域別送料の設定ができるので、実際の配送コストに合わせて設定することが大切です。「送料込み」にするか「送料別」にするかは、競合の価格帯も参考にして決めましょう。

ステップ5:決済方法を設定する

BASEでは「BASEかんたん決済」が標準で使えます。クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済など、主要な決済方法が最初から揃っているので、お客さんにとっても便利です。


売れるショップにするための3つのコツ

おしゃれなお米のパッケージのイメージ

1. 農家さんの「顔」が見えるページを作る

ネット通販でお米を買うお客さんが最も気にするのは「信頼できるかどうか」です。農家さんの顔写真、田んぼの風景、栽培へのこだわりなど、「誰がどこで作っているか」が伝わるページを作りましょう。

ショップの「About」ページには、農園の歴史やお米づくりへの想いをしっかり書いておくと効果的です。

2. 季節に合わせた発信をする

田植えの時期には田んぼの写真を、稲刈りの時期には収穫の様子をSNSで発信し、BASEのショップに誘導しましょう。お米ができるまでの過程を見せることで、お客さんの「この農家さんから買いたい」という気持ちが育まれます。

BASEにはブログ機能もあるので、栽培日記のような形で更新するのもおすすめです。

3. レビューを大切にする

BASEにはレビュー機能があります。最初のうちは、知り合いや親戚に購入してもらってレビューを書いてもらうのも一つの方法です。良いレビューが増えると、新規のお客さんも安心して購入できるようになります。

商品と一緒にレビューのお願いカードを同梱するのも効果的です。


BASE運営で気をつけたいこと

食品表示ラベルのイメージ

食品表示法への対応

お米を販売する際には、食品表示ラベルの添付が義務付けられています。品名、産地、品種、産年、内容量、販売者の情報を正しく記載したラベルを、必ず商品に貼り付けましょう。

在庫管理を忘れずに

収穫量には限りがあります。在庫切れのまま商品ページを放置すると、お客さんの信頼を損なってしまいます。在庫がなくなったら速やかに「SOLD OUT」に変更し、次の販売時期を案内しましょう。


まとめ

BASEを使えば、初期費用ゼロでお米のネットショップを始められます。大切なのは、農家さん自身の「想い」が伝わるページを作ること。お米の品質はもちろん、栽培の背景やこだわりをしっかり伝えることで、価格だけでは選ばれない「あなたのお米のファン」が生まれます。

まずは1商品からでも大丈夫。小さく始めて、少しずつ育てていきましょう。


実際にネットショップで売れている農家さんの実例

BASEは「始めやすさ」が魅力ですが、実際に売るにはどんな工夫が必要なのか。コメボウJOURNALで取材した農家さんから、ネット販売の成功例を紹介します。

4つのサイトで100人以上のファンを抱える福岡の無農薬農家

福岡県のぶぜんのお米こが農園・古賀博行さんは、食べチョク・ポケマル・ラクマ・Yahoo!フリマの4つのサイトでお米を販売しています。71歳のベテラン農家が、有料広告を一切使わず、口コミだけで100人以上の顧客を獲得している秘訣は、商品に同封する手書きの手紙です。

「台所に貼ってます、家族に見てもらいたいからとか。中には綴じてる方もいてね、捨ててませんよっていうことを」

ネットショップは「商品を並べるだけ」では売れません。古賀さんのようにお客さんとの関係性を育てる工夫が、リピーター獲得の鍵です。詳しくは古賀さんの取材記事をご覧ください。

40ヘクタールを5人で動かす新潟の若手経営者

新潟県南魚沼市のひらくの里ファーム・青木拓也さんは、祖父から譲り受けた2ヘクタールを、10年で40ヘクタールに拡大。JGAP認証を取得し、コンクール金賞も受賞する実力派です。

青木さんの販売は直販7割・業者卸3割・農協出荷ゼロ。BASEのようなネットショップとふるさと納税を組み合わせて、年間で売り切れるレベルまで顧客を開拓しています。その戦略はこちらの記事に。


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よくある質問|この記事のテーマについて

ご質問をクリック(タップ)すると答えが開きます。

Q. BASEとはどんなサービスですか?
A. BASEは無料でネットショップを開設できるECサービスです。アカウント開設・月額利用料が無料で、商品が売れたときにだけ手数料がかかる仕組みのため、立ち上げ期の米農家さんが「まず試してみたい」というフェーズで使いやすい構造とされています。
Q. BASEは農家にどうしておすすめなのですか?
A. 初期費用ゼロで始められること、スマートフォンだけで運営できること、テンプレートで簡単にショップが作れることの3点が業界一般で挙げられる理由です。パソコンが苦手な農家さんでもスマホで完結できる手軽さが魅力とされています。
Q. パソコンが苦手でも運営できますか?
A. BASEにはスマホアプリがあり、商品登録から注文管理・お客さんとのやりとりまで全てスマートフォンで完結できる構造です。田んぼや畑の合間にサッと確認できる点が、農家さんにとって大きなメリットと言われています。
Q. BASEで開設する手順を教えてください。
A. 公式サイトでメールアドレス・パスワード・ショップURLを入力してアカウントを作成し、ショップ名・説明文・特定商取引法の表記などの基本情報を設定する流れが基本です。ショップURLは後から変えられないため、農園名やブランド名で揃えるのが業界一般のセオリーです。
Q. 特定商取引法の表記は必須ですか?
A. 特定商取引法の表記はネットショップ運営において法律で義務付けられているため、必ず正確に記載する必要があるとされています。住所や電話番号を非公開にできる「非公開設定」も用意されており、個人運営の農家さんでも対応できる構造です。
Q. 売れる商品ページにはどんな要素が必要ですか?
A. 業界一般では「商品写真」「ストーリー(栽培へのこだわり・家族の歴史)」「品種・産地のスペック」「お米の盛り付け写真」「届け方の説明」などが必要要素として挙げられます。スペックだけより物語要素を含めたページが選ばれやすい構造です。
Q. 手数料はどれくらいかかりますか?
A. 業界一般ではBASEの手数料はサービス利用料と決済手数料の合算で数%程度の水準とされています。月額利用料が無料な分、売上に応じた手数料がかかる構造のため、最新の料金体系はBASE公式サイトで確認するのが安全です。
Q. BASEと自社EC(Shopify)はどう違いますか?
A. 業界一般ではBASEは立ち上げ期向け、Shopifyは規模拡大期向けと整理されることが多いとされています。BASEは初期費用ゼロで手軽、Shopifyは月額固定で機能が豊富という構造のため、フェーズに合わせて使い分けるのがセオリーです。
Q. BASEで集客はどう進めますか?
A. BASEは集客機能をモール側で提供しないため、農家さん側でInstagram・LINE・YouTube・取材記事など複数チャネルからの誘導を組む必要があります。SNSとセットで運用する設計が業界一般のおすすめとされています。
Q. 商品写真は何を撮ればよいですか?
A. 業界一般では「お米そのものの写真」「田んぼ・稲穂の写真」「収穫風景」「農家さん本人の顔」「炊きあがりのご飯の写真」などが定番の素材として挙げられます。スマホでも十分な品質で撮れるため、特別な機材は必須ではありません。
Q. BASEとLINE公式の連動はできますか?
A. BASEの商品ページや購入後の同梱物にLINE公式アカウントへの誘導を入れる手法が業界一般で取られています。BASE(購入)→LINE(関係構築)→リピート購入という導線設計が、農家さんのファン化に寄与する構造とされています。
Q. BASEでお米を売るときのよくある失敗は?
A. 業界一般でよく聞かれる失敗パターンは「ショップを作って終わり」「SNS連携をしない」「商品ページがスペックだけ」「写真の質が低い」などです。BASEは作っただけでは売れない構造のため、集客とページ作りの両輪が必要とされています。
Q. 送料の設定はどうしますか?
A. 業界一般では「全国一律送料」「地域別送料」「○○円以上送料無料」など複数の設定パターンがあり、BASEの管理画面で柔軟に設計できる構造です。お米は重量物のため、送料込み価格にする運用も実務的な選択肢とされています。
Q. 注文が入ったら何をしますか?
A. BASEから通知が届くため、商品を梱包・発送し、お客さんに発送完了の連絡を送る流れが基本です。スマホで完結できる構造のため、田んぼ作業の合間でも対応可能とされており、業界一般でもこのフローが標準です。
Q. BASEを使い続けるべき目安はありますか?
A. 業界一般では月の売上規模・運用工数・必要機能のバランスで判断するとされています。月商が大きくなり機能不足を感じたらShopifyへの移行が選択肢に入る構造で、立ち上げ期は無理にShopifyを選ばずBASEで実績を積む流れが現実的とされています。

米農家がBASEでネットショップを開設する5ステップ

各ステップをクリック(タップ)すると詳細が開きます。

Step 1:アカウントを作成しショップURLを決める
BASE公式サイトでメールアドレス・パスワード・ショップURLを入力して登録します。ショップURLは後から変えられないため、農園名やブランド名を含めた覚えやすいものに設計するのが業界一般のセオリーです。
Step 2:ショップ基本情報と特定商取引法の表記を整える
ショップ名・説明文・特定商取引法に基づく表記を正確に入力します。住所や電話番号の非公開設定も活用できるため、個人運営の農家さんでも安心して開設できる構造です。
Step 3:商品ページにストーリーと写真を盛り込む
栽培へのこだわり・家族の歴史・産地の物語と、田んぼ・稲穂・収穫風景・炊きあがりの写真をセットで載せます。スペックだけのページは埋もれやすいため、物語要素を必ず加える設計です。
Step 4:送料・配送・決済の設定を完了する
全国一律送料や地域別送料、決済方法(クレジット・コンビニ・銀行振込等)の設定を済ませます。お米は重量物のため、送料込み価格や○○円以上送料無料の運用も実務的な選択肢とされています。
Step 5:SNS・LINE公式と連動し集客導線を作る
BASEは集客機能をモール側で提供しないため、Instagram・LINE公式・YouTube・取材記事などの複数チャネルから誘導する導線を設計します。SNS→BASE→LINEのリピート構造を作るのが業界一般です。

参考・出典

  • 農林水産省・各都道府県農産物統計
  • 業界団体公開データ
  • コメボウJOURNAL編集部によるオンライン取材記事

※本記事の情報はコメボウJOURNAL編集時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

コメボウJOURNAL編集部のアバター コメボウJOURNAL編集部

コメボウJOURNAL編集部。全国の米農家21名のオンライン取材を経て、「全国の米農家と消費者・飲食店が、直接つながる」をミッションに発信。2026年に農業DXサービス「コメボウ」を立ち上げ、取材と仕組みづくりの両軸で米農家の経営を支援している。

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