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農家のYouTube始め方|最初の1本と登録者を増やすコツ

2026 6/22
米農家向け ブランディング・SNS
スマホで田んぼを撮影する農家

「YouTube始めたいけど、ハードルが高い気がして…」「何を撮ればいいの?」「続ける自信がない」──米農家さんから本当によく聞く悩みです。

でも、結論から言うと、農家のYouTubeは”最強のコンテンツ”。一次産業の現場は、都会の人にとって普段見られない非日常の映像で、スマホ1台から始められる最も身近な発信ツールです。

この記事では、米農家がYouTubeを始めるための具体的な手順と、続けるコツを、実際に発信している農家さんの声を交えて紹介します。


目次

結論:スマホ1台あれば、今日から始められる

先にお伝えします。農家のYouTubeは、プロ機材も編集スキルも最初は不要です。

  • スマホ1台+小型三脚+無料アプリがあればOK
  • 毎日の作業を5分切り取るだけで1本完成
  • 最初の10本は”慣れるため”と割り切る

継続の仕組みさえ作れば、登録者は自然に増えていきます。大事なのは完成度じゃなく、“発信する習慣”です。


なぜ今、農家にYouTubeがおすすめなのか

農家とYouTubeは相性抜群。その理由を4つ紹介します。

① 映像コンテンツとしての強さ

田植え・稲刈り・脱穀・精米──都会の人にとって、これらはすべて普段見られない非日常。動画1本で”ストーリー”が伝わる強みがあります。

② お客様との信頼関係を作れる

農家の顔・作業風景・想いを動画で伝えると、ECサイトでは伝わらない温度感が届きます。買う前に”知っている”状態を作れるのが最大の武器です。

③ 継続的に”資産”になる

ブログ記事と同じで、一度アップした動画は検索から見られ続ける。3年後・5年後も集客し続ける資産になります。

④ 新規顧客の入り口になる

「農家 コシヒカリ」「新米 おすすめ」などで検索してきた人が動画経由で農園を知り、LINE登録→直販購入につながる流れが作れます。


準備編:必要な機材とソフト

最初は本当にシンプルでOKです。

最低限あればいいもの

  • スマホ(iPhone・Androidどちらでも)
  • 小型の三脚(数千円で十分)
  • 無料の動画編集アプリ(CapCut・iMovie・VLLOなど)

あると便利なもの

  • スマホ用マイク(屋外の風切り音対策)
  • モバイルバッテリー(長時間撮影用)
  • 防水ケース(田んぼでの撮影に安心)

後から揃えればいいもの

  • ミラーレス一眼カメラ
  • ジンバル(手ブレ補正)
  • 外部ライト

最初からプロ機材を揃えようとすると続きません。スマホで100本撮ってから機材を考えるのがおすすめです。


企画編:農家だからこそ撮れるコンテンツ6選

「何を撮ればいいかわからない」──これが最初の壁です。農家ならではの鉄板ネタを紹介します。

① 1年の農作業ルーティン

田起こし→代かき→田植え→草取り→稲刈り→脱穀→精米。1年の流れを各工程5分ずつで撮れば、それだけで10本以上のコンテンツになります。

② 品種別の特徴解説

コシヒカリ・ひとめぼれ・ささにしきなど、品種の違いを農家目線で解説。消費者はこの情報を求めています。

③ 失敗談・苦労話

「今年の天候で苦戦した」「病害虫にやられた」──リアルな苦労話は共感を生む最強のコンテンツ。成功談より再生されます。

④ 食べ方・炊き方の提案

「うちの米はこう炊くと美味い」という情報は、買ったお客様のリピート率を上げます。

⑤ 農機具・道具の紹介

「このコンバインが便利」「古い道具をこう直した」など、他の農家さん向けのコンテンツも意外と再生されます。

⑥ 農家の1日に密着

朝5時の田んぼ・お昼の休憩・夕方の畦塗り。ライフスタイル系の動画は、都会の人にとって憧れの世界です。


撮影編:押さえておきたい3つのコツ

動画のクオリティは、この3つで決まります。

① 明るい時間に撮る

午前中〜お昼の自然光がベスト。暗い動画は最後まで見てもらえません。

② 手ブレを減らす

三脚を使う・肘を体につけて固定する。手ブレの激しい動画は離脱されやすいので、ここだけは意識しましょう。

③ 声は元気よく・短く

最初の15秒で視聴継続が決まります。「今日は〇〇を紹介します!」と最初にハッキリ言うだけで、離脱率が大きく下がります。


取材した2人の農家さんに聞いた”YouTube・SNS発信の現場”

実際に情報発信を続けている農家さんに、運用のリアルを聞いてきました。

🌾 ひらくの里ファーム(新潟県南魚沼市・青木拓也さん)

35歳・5代目で、2haから10年で40ha(20倍)に拡大したひらくの里ファームさん。SNS+テレビ取材を組み合わせた集客で成果を出しています。

「SNSは”信頼の貯金箱”だと思ってます。毎日コツコツ発信してると、テレビ取材や新規取引先が向こうから来るようになるんです。動画は特に強いですね」

動画・SNSを”信頼を貯める仕組み”として位置づける考え方が印象的でした。

🌾 しみず農園(新潟県長岡市・清水正宣さん)

宮崎→東京(音楽・不動産)→新潟移住という異色の経歴を持つしみず農園さん。7代目として従来コシヒカリを守り、京都料亭との取引を持つ農家です。

「発信しないと、存在してないのと同じ。うちは音楽をやってた頃から、“自分を知ってもらう大切さ”を痛感してました。お米も同じで、発信する農家が選ばれる時代です」

発信=ブランディングという視点が、経歴の中で培われた強みです。


登録者1,000人までのロードマップ

登録者1,000人はYouTubeで収益化が可能になる目安。ここまでの段階を分けて説明します。

0→100人(最初の壁)

  • 週1本のペースで10本投稿
  • 家族・友人・既存のお客様に登録を呼びかける
  • 動画の内容に合ったタイトル・サムネを意識

100→500人(伸びる段階)

  • 検索されるキーワードを意識した企画
  • 農家コミュニティでのクロスプロモーション
  • 投稿ペースを週2本に

500→1,000人(軌道に乗る段階)

  • 人気動画の続編・関連動画を作る
  • コメント返信・視聴者との対話を大切に
  • 他の農家さんとコラボする企画

継続できれば、ほとんどの農家さんは1,000人に到達できます。大事なのは諦めないことです。


注意点:続けるために知っておきたい3つのこと

① 最初は再生されない前提で

最初の10〜20本は、ほとんど再生されません。これはごく普通の状況。挫折せず、“練習期間”と割り切りましょう。

② プライベートと仕事のバランス

家族の顔・自宅の場所など、出したくない情報は無理に出さない。農作業の風景中心でも十分な価値があります。

③ 燃え尽きないペース配分

最初に頑張りすぎると続きません。週1本・5分動画で1年続ける方が、毎日1時間動画で2ヶ月で挫折するより圧倒的に価値があります。


関連テーマ:YouTubeだけでなく”発信の総力戦”に

YouTubeは情報発信の1つの手段。他のメディアと組み合わせると効果が倍増します。

  • Instagram:日々の短い投稿で接触頻度UP
  • X(旧Twitter):リアルタイムの農作業を発信
  • TikTok:若い層へのリーチ
  • 公式LINE:ファンとの直接対話

コメボウでは、LINEを中心に”つながりっぱなし”の仕組みを農家さんに提案しています。YouTubeで知ってもらい、LINEで直接リピート化する流れが最強です。


まとめ:カメラを回すことが、農業の未来を変える

農家のYouTubeは、一次産業の最強のブランディングツールです。

  • スマホ1台から始められる
  • 毎日の作業そのものが非日常コンテンツ
  • “発信する習慣”が数年後の資産になる

取材したひらくの里ファームさん、しみず農園さんのように、“発信こそが選ばれる時代”の入口と考えて発信している農家さんが成果を出しています。

まずは今日の作業をスマホで5分撮る。それが10年後の販路につながる第一歩です。


関連記事

まず読むならこれひらくの里ファームのインタビュー記事記事を読む →

そのほかの関連記事

取材記事しみず農園のインタビュー記事→

よくある質問|この記事のテーマについて

ご質問をクリック(タップ)すると答えが開きます。

Q. 農家がYouTubeを始めるのに必要な機材は何ですか?
A. スマホ1台と小型三脚、無料の編集アプリがあれば始められるといわれます。マイクや照明は必要に応じて段階的に追加すれば十分で、最初から高価な機材を揃える必要はないとされる事例が多いです。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTube動画は何を撮ればいいですか?
A. 田植え・稲刈り・脱穀・精米・直販の梱包・農機具の紹介・1日の作業など、現場の作業がそのままコンテンツになるといわれます。都会のお客様にとって普段見られない非日常映像であることが強みです。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeはどのくらいの長さが良いですか?
A. 最初は3〜5分のショート動画から始める事例が多く、慣れてから10〜15分の作業密着動画に広げる流れが一般的です。短尺はSNSとの相性も良く、登録導線として使いやすいといわれます。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeは編集スキルがないと始められませんか?
A. 最初はカット編集とテロップだけで十分始められるといわれます。CapCut・iMovieなど無料アプリで対応可能で、編集よりも「続けること」と「内容」の方が登録者の増加に効きやすい傾向があります。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTube動画はいつ投稿するのが良いですか?
A. 週1本を目安に固定曜日・固定時間で投稿する事例が多いといわれます。視聴者が習慣化しやすく、アルゴリズム上も評価につながりやすいとされる傾向があります。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTube登録者を増やすコツは何ですか?
A. サムネイル・タイトル・冒頭15秒・継続投稿の4点が共通して挙げられる工夫です。「誰の・何の動画か」が一目で分かるサムネイルと、習慣化された投稿頻度が登録者増の土台になりやすいといわれます。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTube登録者1,000人までの目安はどのくらいですか?
A. 週1本投稿で半年〜1年の継続事例が多いと語られます。最初の10本は「慣れるため」と割り切る農家さんが多く、20〜30本目から少しずつ反応が増えていく傾向があるといわれます。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeで収益化はできますか?
A. 登録者1,000人・総再生時間4,000時間など、YouTube側の収益化条件を満たす必要があります。直接的な広告収益より、お米の直販やLINE登録など本業への送客効果の方が大きい事例が多いといわれます。
Q. 農家のYouTubeで顔出しは必要ですか?
A. 顔出しの方が信頼感を作りやすいといわれますが、必須ではありません。作業の手元・声・後ろ姿などでも、農家さんの人柄やストーリーは十分伝わる事例があります。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeとInstagram・TikTokはどう使い分けますか?
A. YouTubeは「ストーリーを長尺で伝える」、Instagramは「日常の発信」、TikTokは「ショート動画で発見される」など、媒体ごとの強みで使い分ける事例が多いです。1本の動画をリサイクルする運用も選ばれます。
Q. 農家のYouTubeで失敗しがちなポイントは何ですか?
A. 毎日投稿で疲弊する・編集にこだわりすぎる・他の農家YouTuberと比べて落ち込む、などが事例として挙げられます。週1本のペースで続けることと、本業との両立を最優先にする運用が推奨されます。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeはどんな企画が伸びやすいですか?
A. 新米の食レポ・農機の使い方・農家の1日ルーティン・お米のQ&A・ご近所さんとの会話など、現場ならではの企画が伸びやすい傾向があります。視聴者の質問に答える動画も再生されやすいです。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeをLINE登録につなげるコツは?
A. 概要欄と動画末尾でLINEのQRコードや短縮URLを案内する流れが選ばれやすいです。「動画見た方限定の◯◯」など、視聴者がLINEに進む理由を1つ用意する事例が多いといわれます。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeで著作権・肖像権の注意点は?
A. 音楽はYouTubeのオーディオライブラリやフリーBGM、人や農地が映る場合は事前許可が原則です。トラブルを避けるため、撮影前の声かけと使用素材のチェックが推奨されます。個別の判断は専門家や農家さんとの相談を併せて行うのが安全です。
Q. 農家のYouTubeをコメボウのようなサービスと組み合わせるとどうなりますか?
A. 動画から公式LINE→AI接客→お米注文の流れを月¥1,980(年¥20,000)で仕組み化できる事例が紹介されます。YouTubeで集めた視聴者を、ファン化・購入につなげる導線を整えやすくなります。

農家がYouTubeを始める5ステップ

各ステップをクリック(タップ)すると詳細が開きます。

Step 1:スマホと三脚を用意する
スマホ・小型三脚・無料編集アプリの3点を揃えます。最初から高機能機材を買わず、続けながら必要なものを足していく方が継続しやすいです。
Step 2:週1本の投稿ルールを決める
投稿曜日・時間・1本あたりの長さ(3〜5分目安)を決めます。本業との両立を前提に、無理のないペースを設定することが続けるコツです。
Step 3:最初の10本は「慣れるため」と割り切る
再生回数・登録者数を気にせず、撮影・編集・公開のサイクルに慣れることを目的にします。10本を超えるあたりから内容と反応が安定しやすいといわれます。
Step 4:サムネイルとタイトルを整える
「誰が・何を・なぜ」が一目で分かるサムネイルとタイトルを意識します。視聴者の好奇心を1秒でつかむ要素として、登録者増の土台になります。
Step 5:LINE・取材記事と連動させる
概要欄や動画末尾でLINE登録・取材記事への導線を用意します。YouTubeを「販売の前段」として位置づけることで、本業の売上にもつながりやすくなります。

参考・出典

  • 農林水産省・各都道府県農産物統計
  • 業界団体公開データ
  • コメボウJOURNAL編集部によるオンライン取材記事

※本記事の情報はコメボウJOURNAL編集時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

コメボウJOURNAL編集部のアバター コメボウJOURNAL編集部

コメボウJOURNAL編集部。全国の米農家21名のオンライン取材を経て、「全国の米農家と消費者・飲食店が、直接つながる」をミッションに発信。2026年に農業DXサービス「コメボウ」を立ち上げ、取材と仕組みづくりの両軸で米農家の経営を支援している。

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